よみものreport

[インタビュー] アトリエカド 大坪千賀子さん

チームまちや物件でアトリエを開いてくださっているアトリエカドの大坪千賀子さん。

今回は大坪さんにインタビューをしてみました。

 

 

―現在のお仕事は何をされていますか?

現在はイラストレーターのお仕事をしています。

―郡上八幡生まれ、八幡育ちのUターンということですが、ここに戻ってこようと思ったきっかけについて聞かせてください。

私が高校生のときくらいは郡上にはほんとに何もなかったんです。だから当時は郡上市外に出ていくのが普通だった。私もいろんなものが見てみたいと思って東京にいって2年ほど働いたんですけど、やっぱり水も空気もきれいじゃないし、人も多いしで、生気を吸われて、よれよれの虫みたいになって帰ってきました(笑)

そこで郡上に戻ってきたときに「郡上めっちゃいいとこ!」って思いました。

―前職はアパレル業界で働かれていたとお聞きしましたが、どういった経緯で現職のイラストレーターになられたんですか?

私が郡上に帰ってきたときって八幡に拠点を構えて何かをやろうっていう人が何人か来始めていたときでもあったんです。そこでご縁があって当時できたばかりだったタカラギャラリーさんでお手伝いをさせてもらえるようになって。そのときも絵はずっと描いていたし、年に何回かはイベントに出店したりもしてて、絵の依頼とか、友達から声をかけてもらえたりもあって、だんだんイラストが仕事になっていったって感じです。必要に駆られて(笑)

八幡は実家だったので、絵を仕事にするときも「何とかなるやろ」みたいな感じでした。だから一念発起してやるとかいう感じではなかったです。

―アトリエカドを2022年5月にオープンして、この場所でやるにあたってオープン前後のイメージの変化はありましたか?

カドをここまで認知してもらえるとは思わなかった。もっとコソコソっていう感じかなと思ってたら、「SNS見てます!」とか「やってるかなって見に来た!」って言って来てくれる人とかがいてびっくりしてます。GWのときは観光の方が多かったし、地元の方も結構来てくれます。

 

 

―メイン通りから抜けた路地の角にあって、少し分かりにくい場所にあるカドですが、この場所(建物)にした理由はありますか?

タイミングがいろいろ重なってです。前チームまちやスタッフと同居人が知らぬところで話を進めていて、気づけば「私はここでアトリエをするんだぁ」みたいな(笑)でも人の誘いに乗っかるみたいな方が私はうまくいって、自分で決断してやったことってうまくいかないんですよ(笑)だから今回もそんな感じです。毎回大不安ですけど。

―ご近所さん付き合いについてお聞かせください。

周りに空き家が多いのでかなり静かで、家を出て、ちょっと遠くにいたらペコみたいな。

ここは同じ班にエバナタウ(カフェ)があって、班長さんなのですごくやりやすいかも。お店同士の横のつながりは大きいと思います。エバナタウさんがうちを紹介してくれたり、うちが糸カフェ(カフェ)を紹介したりでお店同士で紹介し合っています。郡上のお店の人ってめっちゃ紹介してくれますよ。

―今後のアトリエカドについて聞かせてください。

カドの雰囲気は目立たないを意識しているかも。看板小さいし、電気付けてようやくお店なんかなって思うくらいで、基本的に押し出すような感じではないです。なので今後もひっそりといけたらいいなと思います。