よみものreport

[インタビュー] 左波工房 樋口恭大さん

チームまちや物件でギター工房を開いてくださっている左波工房の樋口恭大さん。

今回は樋口さんにインタビューをしてみました。

 

 

―現在のお仕事についてお聞かせください。

ギターをつくっています。

―世界でもすごく珍しいギターをつくられているとお聞きしたのですが、、、

アコースティックギターとエレキギターの中間くらいのフルアコっていうんですけど。海外だとアーチトップギターと呼ばれるギターをつくっています。

―プロのミュージシャンの方々が樋口さんのギターを使われているともお聞きしました。

あープロの人とかも。Rozeoっていう僕がやってるブランドがあるんですけど、それを東京の取り扱い店舗で折坂悠太さんが買っていったという噂は聞いていたんですけど、去年ミュージックステーションで折坂さんが出てきて、持ってました。

―もともと前職でギターをつくられていたんですか?

ここに来る前は愛知県のギター製造工場で働いていました。そこで仕事終わりに個人でギターをつくっていて勝手にブランドを立ち上げたんです。それがRozeoというブランドで、今もブランドホルダーとしてやっています。

―郡上八幡では左波工房という名前でお店をされていますが、左波工房さんがつくるギターがRozeoということですか?

いえ、Rozeoと左波工房で作る個人名義のブランドは分けて展開しています。前者は前いた古巣の会社と共同で制作していて、後者は郡上八幡製の全部手作りのギターです。なので左波工房のギターは年間で810本くらいのペースで制作しています。

―郡上八幡に来られたきっかけは何でしたか?

もともと釣りで郡上にはよく来ていて、妻の実家も郡上ということもあって郡上は視野には入っていました。2021年の2月に越してきたんですけど、その前に空き家拝見ツアーにたまたま参加して、その後にももう一回参加したのかな。そこで前チームまちやスタッフに「樋口さんによさそうな物件があるんですけど、一度見てみませんか?」って電話がかかってきて。広さとか見て「あぁいいですね」ってトントン拍子に(笑)前の会社から独立しようかと考えていたタイミングでもあったので、タイミングもあって来たって感じです。

 

 

―八幡に移住されて愛知にいたときと比べて暮らしの変化はありますか?

車に乗る時間が長くなりましたね。以前は通勤もチャリでしたし。週末くらいしか車に乗らなかったですけど、ここだとどこに行くにもやっぱり車で。八幡にいるときといないときと半々くらいなので、移動距離もすごくて。車の燃費がほんと悪くて。ハイブリッド欲しいです(笑)

 

―八幡で実際に起業されてみて来る前と比べてイメージの変化はありましたか?

多分まだ知らない気がしますよね。八幡に来てから踊りもないし、春祭りもない。八幡の本気を知らない。そんな感じがします。あとは住んでみて、僕は地方から来たので地元の人に受け入れてもらえるか不安でしたが、栄町の方々は本当にいい人ばかりで。両隣がお店なんですけど、すごくよくしてくれます。そういうのって住んでみてからじゃないと分からないじゃないですか。こっちでいきなり家買ってもご近所さんとうまくいかなかったら嫌だなとかいろいろ考えたんですけど。チームまちやで賃貸で借りられるのは大きかったです。